バッグにベルト、靴といったように私たちの身の回りにはレザー製品があふれています。しかしレザーにはいろいろな種類があります。どの種類が使われているか理解しておくと、また違った魅力が見えてきます。ここでは種類ごとの特徴について、詳しく解説します。

1.最も利用されている素材

レザーの中でも最もポピュラーといわれているのが、牛革です。昔からよく使われていて、丈夫で仕上がりも美しいところが高く評価されています。牛革の中でも月例や性別によって、その特徴も少しずつ変わってきます。

・カーフ
牛革の中でも最高級といわれているのが、カーフです。生後6か月以内の仔牛を使っています。生まれて間もないため傷が少ないですし、表面もなめらかです。その中でもさらに価値があるといわれているのが、ベビーカー不です。生後3か月以内の革を使っています。

・ポピュラーな素材
牛革の中でも最もポピュラーといわれているのが、ステアハイドです。生後2年以上の牡牛を使っています。特徴として、生後3~6か月の段階で去勢されている点にも注目です。厚みは均一なのと傷も少なく、表面がきめ細やかなところが特色です。流通量も牛革の中では最も多いといわれています。

2.ほかの革製品

牛以外の動物の革を使って、バッグなど製品化される場合も少なくありません。その中でも主要な種類について、以下にまとめました。

・豚
豚革は、日本で自給できる唯一の種類といわれています。日本国内で使用されるのはもちろんのこと、海外にも積極的に輸出されています。ピッグスキンスエードといわれるスエード状に仕上げたものが、特に人気です。通気性に優れているので、カジュアルシューズのほかにも中敷きで使用される場合も多いです。

・馬
牛と比較すると強度は若干劣ります。ただし優れた柔軟性を持っているので、衣料品として昔から愛用されてきました。特にコードバンは高級素材として高値で取引されています。こちらは重量馬の臀部の部分を使った素材で繊維が緻密で、空気や水も通さないほど密閉性に優れています。光沢もあって、見た目も美しいところが高く評価されています。

まとめ

このほかにもシカやヤギ、ヒツジなどの動物の比較を利用した製品が販売されています。それぞれに異なる特色を持っているので、革製品を購入する際にはどの素材が使われているかについても着目しましょう。そうすれば、また今までとは違った視点で商品をチェックできるようになるはずです。