レザークラフトとは、主に革を素材に用いて工芸をすることです。筆記用具入れや財布、スマホケースなど、さまざまなものが作れるので、作品が完成した後、使って楽しめるのも良いですね。革製品は使えば使うほど味が出てくるので、その過程を楽しむこともレザークラフトの醍醐味の1つです。ここでは、初心者向けと上級者向けに分けて、必要な道具をご紹介します。
1.初心者はこのグッズを揃えよう
現時点で何も道具を持っておらず、何からそろえればいいのかわからない、という方向けに、最低限必要な道具をご紹介します。
1‐1 カッター、カッターマット
革を裁断するために必要です。カッターは紙用ではなく、革包丁といわれる革専用のものを用意しましょう。初心者は、クラフト用カッターでの代用も可能です。
1‐2 ゴム板、ハンマー、菱目打ち
革は硬いので、菱目打ちとハンマーを使って縫い穴をあけ、そこに針を通して縫っていきます。菱目打ちにはサイズが複数ありますが、迷った時には、平均サイズの2ミリものを購入することをおすすめします。菱目打ちとハンマーを使用する際には、机を傷付けることのないよう、ゴム板の使用も忘れずに。
1‐3 針、糸、糸切りバサミ
針と糸は手芸用ではなく、革用のものを用意しましょう。
1‐4 両面テープ
革と革を仮止めする時に使用します。
1‐5 接着剤
革と革を接着する時に使うほか、糸の処理にも使用します。
2.あると便利!上級者向けグッズ
レザークラフトを始めてしばらくたち、もっと上級者向けの作品が作りたい、クオリティを上げたいと思う方はこちらのグッズもチェックしてみてください。
2‐1 やすり、スリッカー、磨き剤、ヘリ落とし
革の断面部分や裏を整えるために使用します。必ずしも必要な道具ではありませんが、手触りや見栄えを良くしたい、作品のクオリティを上げたいという方は購入をおすすめします。
2‐2 カシメ打ち、バネホック打ち、メタルプレート
ホックやカシメを使った作品を作りたいと思ったら、購入しましょう。メタルプレートは、ホックやカシメを取り付ける際に、台座の役割を果たします。
2‐3 箔押し機
自分の作品に刻印をしたい方はこちらを購入しましょう。オリジナルの刻印を入れれば、一層作品に愛着も湧くことでしょう。
まとめ
レザークラフトは年齢に関係なく楽しめるので、年を重ねても趣味として続けることができますし、親子で共通の趣味として楽しむのも良いのではないでしょうか。そろえる道具が多く、大変そうだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、100円ショップでそろう道具も多くあります。また、道具をそろえても、完成までたどり着くのかどうか不安な方には、届いてすぐに作れる初心者向けキットもあります。作れるものは限られますが、まず、キットから始めてみるのも良いですね。新しい趣味を探している方、作品を作ることが好きだという方は、ぜひ、レザークラフトをチェックしてみてください!